特別展 つなぐ TSUNAGU―THE POWER OF KOBE CITY MUSEUM 2020年12月5日(土曜) ~ 2021年1月24日(日曜)
この展覧会は終了しました
開催概要
神戸市立博物館では、2020年12月5日(土曜)から、2021年1月24日(日曜)まで、特別展「つなぐ TSUNAGU―THE POWER OF KOBE CITY MUSEUM」を開催します。新型コロナウイルス感染症拡大後の世界で失われつつある「つながり」について、さまざまな時代や地域で生み出された、人々の想いがつまった神戸市立博物館のコレクションを通して、来館者と一緒に考えることを企図した展覧会です。
考古・歴史・美術・古地図などの分野を超え、作品・資料が伝える「つながり」について、6つの章を立て、横断的な展示を行います。
考古・歴史・美術・古地図などの分野を超え、作品・資料が伝える「つながり」について、6つの章を立て、横断的な展示を行います。
●本展は、新型コロナウイルスの感染予防・拡大防止のため、オンラインによる事前予約をお願いしています。
●予約枠に空きがある場合は、予約なしでもご入場いただけます。ただし、混雑状況によっては、ご入場をお待ちいただく場合がございます。
●予約枠に空きがある場合は、予約なしでもご入場いただけます。ただし、混雑状況によっては、ご入場をお待ちいただく場合がございます。
- 会 期
- 2020年12月5日(土曜)~2021年1月24日(日曜)
- 休 館 日
- 月曜日(ただし1月11日(月曜・祝日)は開館)
12月28日(月曜)~1月4日(月曜)、1月12日(火曜) - 開館時間
- 10時~18時
【緊急事態宣言に伴い、当面の間、夜間開館を中止いたします】
※入場はそれぞれ閉館30分前まで - 主 催
- 神戸市立博物館、神戸新聞社、毎日新聞社
- 後 援
- NHK神戸放送局、サンテレビジョン、ラジオ関西
- 協 賛
- 公益財団法人 日本教育公務員弘済会兵庫支部
- 入 場 料
- 当日一般1,000円(800円) 大学生500円(400円) 高校生以下無料
・新型コロナウイルスの感染予防・拡大防止のため、お客様同士の間隔をあけて、ご入館・観覧ください。
・団体向けのオリエンテーションは中止しております。
※( )内は20名以上の団体料金。・団体向けのオリエンテーションは中止しております。
※本展観覧券でコレクション展示室の料金が割引になります。
※神戸市在住で満65歳以上の方は、当館券売窓口にて証明書類の提示により500円。
※障がいのある方は障がい者手帳などの提示で無料。
※新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、展覧会の延期・中止、ならびに関連事業の中止をさせていただく場合がございます。
※新型コロナウイルス感染症対策のため、ご来館の際には、マスクの着用、検温、手指の消毒等にご協力をお願いします。
展覧会の構成と主な出品作品
出品点数 約100件
※所蔵の記載がない作品は神戸市立博物館蔵。記載のある作品は、当館寄託品。
※所蔵の記載がない作品は神戸市立博物館蔵。記載のある作品は、当館寄託品。
Ⅰ 過去と未来 PAST AND FUTURE
遠く離れた過去にこの世に生み落とされたモノ達は、それが創り出された人々が生きた時代をリアルに感じさせてくれます。展覧会の幕開けでは、「過去」と「現代」、そして「未来」へと人間の意識や感性をダイレクトに「つなぐ」資料の力をご紹介します。
重要文化財 狩野内膳「南蛮屏風」
桃山時代、16世紀末期~17世紀初期
「仏涅槃図」
暦応元年(1338) 須磨寺蔵
Ⅱ 視えるものと視えないもの VISIBLE AND INVISIBLE
私たちをとりまく可視的な世界の背後に潜む世界。古来、人々は、そのような世界を、そして、そこに存在する人を超えたなにものかとの「つながり」を求め、様々な道具や儀式を生み出してきました。「本当に大切なものは目にはみえない」。名作『星の王子さま』の言葉を想い浮かべながら、「可視」と「不可視」の領域に想いをはせましょう。
「観能図」
桃山時代、17世紀初期
兵庫県指定重要有形文化財「経箱」
鎌倉時代 (社)有馬温泉観光協会蔵
Ⅲ 場と記憶 PLACE AND MEMORY
私たちがある場所を想い浮かべる時、緯度、経度は同じただ一点であっても、心に描き出すイメージは人によってさまざまです。土地は、そこで育まれてきた記憶を重層的に内包しています。それらの記憶は言葉やイメージによって具現化し、再生産されることで人々の心の中に生き続けます。ここでは、神戸にゆかりのある資料を中心に、「場」と「記憶」を「つなぐ」物語とイメージの力を体感していただきます。
月岡芳年 「中納言行平朝臣左遷須磨浦逢村雨松風二蜑戯図」
明治時代、19世紀後期
川西英「港俯瞰(異人館)」
昭和35年(1960)
Ⅳ 人と世界 HUMAN AND UNIVERSE
「私たちを取り巻く世界はいったいどのような姿をしているのだろう」。これは古来より、人間が探求し続けている最も根源的な問いの一つと言えるでしょう。そして、人々は世界をイメージとして物質的に定位させることで、理解しようと試みてきました。宇宙の中心に聳え立つ須弥山の壮大なイマジネーションに圧倒される「仏教系世界図」から、継続と蓄積の偉大な達成である「西洋古版地図」まで、「人」と「世界」を「つなぐ」資料群に感性と理性の偉大な競演をみます。
神戸市指定有形文化財「両部曼荼羅」
鎌倉時代 妙法寺蔵
重要文化財「四都図・世界図屏風」
江戸時代、17世紀初期
Ⅴ 人と人 HUMAN AND HUMAN
言うまでもありませんが、人はただ一人で生きていくことはできません。家族、恋人、友人、師と弟子、そしてそのどれにもあてはまらない多くの関係性のなかで私たちは、どうにかこの世界を生きています。容易に見定めることが難しい複雑な諧調のうちにある人間の関係性を示す資料に、失われつつある「人」と「人」の「つながり」を回復するヒントはあるのでしょうか。
「オースチン夫妻の結婚式」(「ハンセル氏個人アルバム」より)
大正6年(1917)10月10日
蘭溪若芝「群仙星祭図」
寛文9年(1669)
Ⅵ 心の奥へ DEPTH OF HEART
「心より出で 願わくば再び、心に帰せられんことを」。人と人、人と自然、そして神とのつながりを信じ、困難な状況のなか、美しく力強い音楽を生み出し続けたベートーヴェンがミサ曲の楽譜に書き付けた願いです。人がなにものかを創造する源泉には、常にこの言葉に端的に示される「心」と「心」のつながりへの信頼と探求があるのではないでしょうか。最後の章では、「心」をあたためてくれる作品の前にただ、たたずみましょう。
「花下群舞図」
桃山時代、17世紀初期
関連イベント
特別講演会「図様で「つながる」絵画」
- 日時
- 12月13日 (日曜)14時~15時30分(開場13時30分~)
- 講師
- 神戸市外国語大学 教授 馬渕 美帆 氏
- 会場
- 神戸市立博物館 地階講堂
- 定員
- 40名
※事前申込は12月3日(木曜)に締め切りました。
12月13日(日曜)13時30分より、地階講堂にて定員まで先着順で受け付けいたします。 - 対象
- 一般
- 座席
- 指定席(座席位置について特に配慮を必要とされる方は、当選後、お電話でご連絡ください。)
- 参加費
- 無料(ただし、当日お使いいただける特別展観覧券が必要)
「学芸員が語る 博物館と阪神淡路大震災」(震災を経験した学芸員が語るこれからの博物館)
- 日時
- 1月17日(日曜) 14時~16時(開場13時30分)
- 会場
- 神戸市立博物館 地階講堂
- 定員
- 40名(事前申込制。応募多数の場合は抽選)
- 対象
- 一般
- 座席
- 指定席(座席位置について特に配慮を必要とされる方は、当選後、お電話でご連絡ください。)
- 参加費
- 無料(ただし、当日お使いいただける特別展観覧券が必要)
【申込方法】
「特別講演会」
・事前申込は12月3日(木曜)に締め切りました。
・講演会当日12月13日(日曜)13時30分より、地階講堂にて定員まで先着順で受け付けいたします。
「学芸員が語る 博物館と阪神淡路大震災」
・往復葉書に希望する講座名(「学芸員が語る 博物館と阪神淡路大震災」)、参加者のお名前、年齢、電話番号、返信用の宛名を記入し、下記の申込先まで郵送してください。
・1枚の葉書で1名のみ申し込むことができます。
・1枚の葉書で複数のイベントに申し込むことはできません。
申込締切 ※締切を延長いたしました。
・「学芸員が語る 博物館と阪神淡路大震災」:2021年1月7日(木曜)消印有効
申込先 〒650-0034 神戸市中央区京町24番地
神戸市立博物館 つなぐ展関連事業係
イブニング・レクチャー(学芸員によるトーク30分)
緊急事態宣言に伴い、1月16日(土曜)・23日(土曜)のイブニングレクチャーは中止させていただきます。
今後の新型コロナウイルス感染状況を踏まえて、展覧会の中止、ならびに関連イベントを中止させていただく場合がございます。随時、当館のHPならびに公式Facebook・Twitterにてお知らせいたしますので、ご来館の際は最新情報をご確認ください。楽しみにしてくださっている皆様には申し訳ありませんが、予めご了承のほどお願いいたします。
神戸市立博物館公式Facebook:@kobemuseum 公式Twitter:@ kobemuseum
神戸市立博物館公式Facebook:@kobemuseum 公式Twitter:@ kobemuseum
- 日時
- 会期中の毎週土曜 17時~17時30分(開場16時30分~)
- 会場
- 神戸市立博物館 地階講堂
- 定員
- 各日40名(当日先着順)
- 対象
- 一般
- 参加費
- 無料(ただし、当日お使いいただける特別展観覧券が必要)
極私的つなぐ展@学芸員!(学芸員による講演会60分)
- 会場
- 神戸市立博物館 地階講堂
- 定員
- 各日40名(当日先着順)
- 対象
- 一般
- 参加費
- 無料(ただし、当日お使いいただける特別展観覧券が必要)
- 日時・内容
-
12月6日(日曜) 14時~15時(開場13時30分~)
「人とモノのつながり―弥生時代の地域間交流」
講師:当館学芸員 阿部 功
12月27日(日曜) 14時~15時(開場13時30分~)
「地上と異界をつなぐ物語『竜宮(月王・乙姫物語)』を読む」
講師:当館学芸員 水嶋 彩乃
1月10日(日曜) 14時~15時(開場13時30分~)
「可視と不可視の狭間」
講師:当館学芸員 川野 憲一
1月24日(日曜) 14時~15時(開場13時30分~)
「絵から絵が生まれる」
講師:当館学芸員 石沢 俊
緊急事態宣言に伴い、1月24日(日曜)の「絵から絵が生まれる」は中止させていただきます。
子供向けイベント
ジュニアミュージアム講座「うつわをつなごう!金つぎ?体験」
- 日時
- 12月20日(日曜) ①10時30分~12時30分(受付:10時~)
②14時30分~16時30分(受付:14時~) - 会場
- 神戸市立博物館 1階体験学習室
- 定員
- 各回8名(応募多数の場合は抽選)
- 対象
- 小学4年生~中学3年生
- 参加費
- 500円
【申込方法】
・往復葉書に「うつわをつなごう!金つぎ?体験」、希望時間の番号(①もしくは②)、参加希望者のお名前、年齢、学年、電話番号、返信用の宛名を記入し、下記の申込先まで郵送してください。
・1枚の葉書で本人を含め3名まで申し込むことができます。その場合、参加希望の子供全員のお名前をご記入ください。
・1枚の葉書で複数のイベントに申し込むことはできません。
申込先 〒650-0034 神戸市中央区京町24番地
神戸市立博物館 金つぎ?体験係
・往復葉書に「うつわをつなごう!金つぎ?体験」、希望時間の番号(①もしくは②)、参加希望者のお名前、年齢、学年、電話番号、返信用の宛名を記入し、下記の申込先まで郵送してください。
・1枚の葉書で本人を含め3名まで申し込むことができます。その場合、参加希望の子供全員のお名前をご記入ください。
・1枚の葉書で複数のイベントに申し込むことはできません。
申込締切 ※締切を延長いたしました。
2020年12月10日(木曜)消印有効
申込先 〒650-0034 神戸市中央区京町24番地
神戸市立博物館 金つぎ?体験係
新型コロナウイルス感染症に関して
広報用画像について
「広報用画像申込書」をダウンロードいただき、必要事項をご記入のうえ、申込書に記載された問い合わせ先にメールでご送付ください。